看取り

ご家族の希望で「最後もここで看取ってください」ってのがありました。

末期ガンで余命1ヶ月と言われた、あと数年で100歳の方。

数ヶ月頑張って、最後の日は私の夜勤明けの日でした。

深夜には先に亡くなってるご主人を呼んでいました。

そんな感じだったのでまだ「今日が最後」って思わなかった。

朝食の声かけに行くといつもと様子が違って。

看護師さんやご家族を集める状況でした。

とてもいい方で、苦しいのに最後まで職員への気遣いも忘れない、笑顔が素敵な方でした。

絶対泣かないって思ってたけど、ダメだったなぁ。

仕事が終わった時間が過ぎても職場に残って見送るつもりだったけど、「長くなりそうだから帰っていい」って言われて帰宅。

夕方くらいに亡くなった連絡をもらって、ご挨拶に伺いました。

「ありがとう」と「お疲れ様」しか言えなかった。

その日の深夜から数日は夜中に家のチャイムが鳴った気がして飛び起きたり、1ヶ月くらいは勤務中にその方が使ってた鈴の音が聞こえたり、歩いて来る音がしたり…、動作センサーの音楽が聞こえたりして。

人間の脳みそってどうなってんだろうって感じだった。

もう亡くなってだいぶ経つけど、たまーに気配を感じる時もあるなぁ。

いつも昔住んでた家の話をしてくれて、「元気になって帰ったら遊びにおいでよー」って言ってた。

行けなかったな、っていうのが今でもなんか残念。

年取ってボケても、ああいう人になりたいなーって方だったなー。

ご家族のご厚意で、御通夜や御葬儀にも呼んでもらえました。

あー、喪服買わなきゃいけなかったのはちょっと痛かった。w

そういえば、最初の職場でめっちゃ元気に「今日は泊まり番かい!風邪引くなよ!東北は大雪だってさ!」って真夏でも言ってた方も亡くなったって聞いたな。

あの元気な声が二度と聞けないんだなーって思うと寂しいね。

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